道路には標識や照明などを支える鋼管柱が沢山あります。丈夫で長持ちする柱ですが、近年この鋼管柱の倒壊事故が増えてきています。原因は、20年30年経った鋼管柱の地中の根元部分に腐食が発生していることです。見た目では全く問題ないように見えても地面の下で腐食が進行している場合があるのです。地面の下で柱に大きな穴が空いていたなんて事例は結構あります。
地面の下の調査は実は大変
この柱は、設置して30年なんて鋼管柱はざらにあります。しかしその調査のために、掘り起こして目視で確認するのは大変な作業です。そこで、発想を変えて、掘らずに腐食が無いか見ることはできないか。人間でいえば「レントゲン検査」みたいなことはできないかと考えて出来たのが「コロージョンドクター」です。
見えないところを診る。鋼製柱腐食診断装置「コロージョンドクター」
「コロージョンドクター」(ジオファイブ) NETIS登録(KT-150121-A)は、超音波を鋼管柱に沿って、地面下の最下層部まで飛ばし、その反射エコーを測ることで、腐食のあるなしを判断します。
EITAC認定技術者が診断
超音波診断は、EITAC(一般社団法人 弾性波診断技術協会)が認定した技術を取得したプロが診断します。
この超音波による診断を一次診断として、腐食のある鋼管柱に目星を付けます。腐食が見つかれば、その進行具合を実際に掘削して確認し、同時に補修を行うのが最も経済的です。
補強や防食は特殊シートで「SCFR工法」
腐食した支柱を補強や防食するのに、柔らかいシート状になった特殊カーボンや紫外線で硬化する特殊シートなどを張り付けたり巻いたりします。その場で簡単に補強ができるのが特徴です。高防食機能・板厚強化機能により、支柱の高寿命化を実現します。腐食状況や施工現場の状況などによりコストパフォーマンスが最適になるような施工方法を提案します。
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