道路区画線調査をAIで簡単に「ロードビューアー」
「ロードビューアー」が第5回インフラメンテナンス大賞の情報通信技術の優れた活用に関する総務大臣賞」を受賞いたしました。

区画線調査を効率的に、安全に

皆さんは区画線が摩耗してないか調査をするときどうしてますか?二人一組で大量の撮影を、しかも車が走っていないときに、ちゃちゃっと。危なくて仕方ありませんでした。そして、そのカメラを持ち帰って写真ごとに地図に張り付つけて。すごい手間のかかる仕事ですよね。そんな苦労をなんとか簡単にできないか?と作り出したのが「ロードビューアー」です。以下簡単に特徴を説明いたします。

特徴① 車で走って自動撮影するだけ

専用のアプリの入ったスマホを車の前面に取り付けて、走行しながら自動撮影。画角が区画線をちゃんと捉えているか確認したら、あとはスマホが勝手にシャッター切ってくれます。撮影は10m~50m間隔で任意設定可能。ただしシャッタースピードは最小1秒間隔なのであまり速いスピードでは飛んでしまう可能性があるので、法定速度で走りましょう。

調査範囲が広いときは、写真が大量になるので時々止めて、タイトルを変更しておけば後での整理が判り易いですぞ。(信号待ちがチャンス)

特徴② AIが区画線を自動検出

スマホで撮ってきた画像を、専用アプリの入ったPCに取り込むと、区画線を自動で読み込みます。

写真の四角く示してるのがAIが読み込んだ区画線。

特徴③ 更にAIが剥離率を自動診断

特徴④ 診断結果を地図で塗分け

読み込んだ区画線がどの程度剥離してるかを自動で診断して判定をします。青・・剥離率15%以内 黄・・剥離率15%以上50%以内 赤・・剥離率50%以上(尚、設定は変えられます)写真には全てGPSデータが入っているので、この判定結果を自動でPCの地図上に落とし込んで表示します。これが「ロードビューアー」です。

特徴⑤ 塗替えの総距離が判る

特徴⑥ 提出資料に使える

ロードビューアーでは、青の距離、赤の距離など一発で表示できるので、塗り替えるべき距離やペイントの総量の算出ができるので、道路管理者との打ち合わせや提出資料に使えます。もちろんUSBなどにエクスポートすれば、専用ソフトの入ってないPCでも確認可能です。

紹介動画はこちら

ロードビューアーのパンフレットです。こちらからダウンロードできます。

NETISに登録されました

2019年11月、「ロードビューアー」は、AIを活用した調査の新技術であり、効率化と安全に寄与するとのことで、国土交通省の新技術情報提供システム「NETIS」に登録されました。

AIによる区画線診断技術 RoadViewer(ロードビューアー) CG-190014-A

こちらを開いて CG-190014-Aで検索してください。